こんにちは、セールスコピーライターの田村です。
今回はBEAFの法則について。
相性が良い活用方法や目的、BEAFの法則を使ったセールスコピーの書き方や注意点についても解説していきます。
シンプルな構成で、初心者の方でも使いやすい構成なのでぜひ覚えておきましょう。
BEAFの法則とは。概要を解説
BEAFの法則は、読み手が購入前に抱く不安を先回りして解消し、消費を促していく構成になっています。
- ECサイト
- LP
など、商品を紹介して消費行動を促す場面で使うと◎
BEAFの法則の流れ
- Benefit(利益)→得られる恩恵
- Evidence(証拠)→証拠やデータ
- Advantage(優位性)→競合商品より優れているポイント
- Feature(特徴)→その他の特徴で購買を後押し
BEAFの法則は、読み手の抱く疑問に答えながら商品の魅力を伝え、購買意欲を掻き立てる構成になっています。
BEAFの法則はどんな場面で利用すると良い?
BEAFの法則は、消費行動を促すECサイトやLP、商品紹介などで活用すると効果的です。
BEAFのフレームワークを例文とともに解説
「BEAFの法則」の
それぞれのパートの目的と書き方を、簡単な例文を参考に解説していきます。
Benefit(利益)→得られる恩恵
ただいま!からたった10分!
働くママを応援する、幸せご飯セット
というキャッチコピーと、イメージ画像
ここでは、商品を購入して得られる恩恵を伝え、注意を引くパートです。
イメージ画像とキャッチコピーで右脳に働きかけ、直感的に「こういうのが欲しかった!」と思ってもらうことが大事です。
読み手にとって必要な情報か
そうでないかの判断はたったの3秒。
ここで興味を持ってもらえるよう、画像やキャッチコピーは念入りに作り込んでおきましょう。
Evidence(証拠)→証拠やデータ
働くママが選ぶ、買ってよかったものランキングで第1位に選ばれました!
お喜びの声もたくさんいただいてます。
と、口コミや評価、ランキングの画像など
ここでは、お客様の声や受賞実績など安心感を持ってもらうためのパートです。
「本当に大丈夫かな?」「どうして?」と疑問に答えるような要素を伝えることで左脳に働きかけ、理性的に判断させます。
Advantage(優位性)→競合商品より優れているポイント
個包装で分けられた主菜・副菜・汁物を
1セットずつまとめてあるので、
人数分を湯煎で調理して器に移すだけ!
ここでは、類似商品と比較して優位なポイントを伝えていくパートです。
- 「似た商品もあるかも」
- 「何が違うの?」
という思いから、
「それならこの商品の方が良さそうだ」と
思ってもらえることで購入意欲が高まります。
Feature(特徴)→その他の特徴で購買を後押し
子供から大人まで安心して食べていただけるように、全て国産食材のみを使用しています。
管理栄養士がバランスの良い食事を考え、調理後すぐに真空包装。
特許取得済の特殊な包装で冷蔵でも冷凍でも保存可能です。働くママを温かい食事でサポート!
まずは3人分1食のお試しセットで、夜ご飯の時間は会話を楽しむ時間にしてみてください。
ここでは、読み手の背中を押すパートです。
その商品のポイント(特徴)を伝え、「これが欲しい!」を引き出すように細かく書いていくのがポイントです。
BEAFの法則でLPを書く際の注意点
便利なテンプレートとして使える法則ですが、
意識してほしいのは
- リサーチの質を上げる
- 3つのNOTを意識する
- ベネフィットを伝える
この3つです。
どれも重要なポイントですので、意識しつつ良いコピーを書き上げてください。
リサーチが大事
まずはリサーチをしっかりとすることが大事です。
これは、BEAFの法則だけではなくセールスコピーを書くときに共通していますが、リサーチにはしっかりと時間をかけて書いていきましょう。
「書き始める前に結果の8割が決まる」
と言われるほどリサーチは重要で、
リサーチ不足だと、的外れなことを書いてしまったり、強力な訴求ポイントを見逃したりと、効果の出ないセールスコピーになってしまいます。
- 商品について
- 顧客(見込み客)について
- 競合について
しっかりリサーチしてからセールスコピーを書いていきましょう。
リサーチ内容についてどんな情報を調べているのかについては、こちらの記事に詳しく記載しているのでぜひ参考にしてみてください。
3つのNOT(壁)を意識して書き上げ、チェックすること
- 読まない
- 信じない
- 行動しない
読み手との間に生じる3つの壁のことです。
逆に言うと、
この3つのNOTをクリアしていくことで読み手が行動してくれやすいということです。
- 読まない→注意を引き、読みたいと思える文章か
- 信じない→証拠や実績など、信じられる根拠があるか
- 行動しない→行動が絞られているか。見やすく、シンプルになっているか
しっかりとリサーチをして、
「テンプレートを活用して書いても成果が出ない!」
という場合は、この3つのNOTに原因があるかもしれません。
ベネフィットを伝える
- メリット
-
→機能面や性能などの特徴
- ベネフィット
-
→商品から得られる恩恵
メリットと間違えられやすいのですが、人は、ベネフィットを得るために商品を購入します。
ほしいもの=ベネフィットをしっかり伝えると、読み手の「欲しい!」が引き出せるようになります。
◆ノンアイロンシャツ
メリット→アイロンをかけなくてもシワになりにくい
ベネフィット→朝はゆっくり寝ていられる
(アイロンがけに割く時間が浮くことで)
といった具合です。
分かりにくい場合は、商品の特徴をあげ、「つまり?」「ということは?」と深掘りしていくとベネフィットが見つかります。
まとめ
今回は、
- BEAFの法則について
- 構成の流れと活用できるもの
- それぞれのパートの書き方と例文
- 注意点
についてお話しました。
BEAFの法則は、読み手が読み進める中で感じる疑問や不安を先回りして解消していき購買意欲を上げるテンプレートです。
シンプルながら、購買心理を突く効果的な構成ですので、セールスコピーに困ったらぜひ取り入れてみてください。
今回はこの辺で。
ではまた!
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