こんにちは。
コピーライターの田村です。
ライターと聞いたら、何をイメージしますか?
- ブログ記事を書いていたり…
- 雑誌の記事を書いていたり…
実は、ライターと言っても詳しくみていくと
いろんな種類があるんです。
今回は、さまざまなライターの仕事について、
現役ライターとしての目線で解説していきます。
ライターの仕事とは
ライターは「ブログを書く人」と
思われがちですが、
実は、皆さんが普段目にする
- HP(ホームページ)
- バナー
- 雑誌
- 交通機関の中吊り広告
- etc…
と、ライターが関わっているものは
意外に多いんです。
最近では
ライターという言葉も知られてきて、
今まで自社で
ライティングをしていた企業達も、
プロに依頼することで成果を上げ、
人的リソースと時間コストの
削減をするというケースが増えてきました。
ますますライターの需要が
増えていると言えますね。
では、実際に
ライターにはどんな仕事があるのか
詳しく見ていきましょう。
取材・インタビュー記事
これはよく見かけるという方が
多いかもしれませんね。
雑誌の中で
○○さんにインタビュー
というコーナーがあったり、
最近では、YouTubeで
インタビュー動画として
アップしているチャンネルも
見かけるようになりました。
ブログ記事(オウンドメディア)
ライターと聞くと、これが1番
イメージしやすいかもしれませんね。
最近は、クラウドソーシングサイトの
普及が後押しして、
ブログ記事の執筆で収入を得る
副業ライターも増えてきました。
ジャンルもさまざまで、
専門性の高いジャンルになると
記事単価、文字単価は上がっていきます。
広告原稿の執筆
LPやDM、チラシやCM、
交通機関の中吊り、etc…
普段、私たちの生活の中で
広告を目にしない日はないくらい
身の周りには広告が溢れてます。
広告は、商品を購入してもらったり
メルマガ登録、資料請求、etc…と
目的はさまざま。
そして、広告ともなると
クライアントの売上に大きく関わるので
マーケティングや心理学など
身に付けておくべきスキルや技術は
大きくなっていきます。
難易度は上がりますが、
その分一件あたりの単価が高く、
需要が増え続けている分野です。
シナリオ(シナリオライター)
普段からSNSを使ったり
YouTubeを観たりする方は
多いと思います。
例えば「YouTube」
動画を観ていると
広告が流れてきますよね。
その動画広告の内容が気になって、
リンク先のページに飛んだことが
ある方もいると思います。
ただ、広告が出ても
全く興味がないとスキップしますよね。
「興味がない」と思われてしまえば
せっかくの商品・サービスも
売れることはありません。
以前なら
「YouTube広告を出せば売れる」
と言われていたものの、
今では視聴者も広告慣れし、
内容が伴わない動画広告では
売れなくなってきています。
そこで注目されたのが「シナリオ」
動画広告では、この数秒の間に
興味を持ってもらって、
その先のLPに誘導するのが目的です。
「誰に何をどんな流れで伝えるのか」
という動画広告の中身(シナリオ)の
重要さに注目され始め、
それと同時に「シナリオライター」
という存在も知られてきました。
動画広告でのライター需要は
これからも拡大すると言えますね。
ライター業務の内容とは
ライターは
「文章だけ執筆している」
と思われがちですが、
業務の内容は執筆以外にも
細かい業務はたくさんあります。
独立したライターというのを例に
どんな業務があるのかを
詳しく見ていきましょう。
「○○について書いてください」という依頼
もうすでに執筆する内容について決まっていて、
○○について書いてください。
という依頼を受ける場合や、
クラウドソーシングサイトで
依頼として募集されている案件などもこのケース。
- オウンドメディアで、商品と関連するジャンルのコンテンツを書いてほしい
- DMの原稿を書いてほしい
- LPの原稿を作成してほしい
など依頼をいただく場合。
この場合は、
執筆にあたって必要な情報を集めたり、
あまり詳しくないジャンルであれば
専門家の話を聞いたりという業務が先に出てきます。
必要な情報が集まってから、
ようやく執筆に入るというイメージですね。
- リサーチ
- 取材(ある場合は場所の手配なども)
- 執筆、納品
- 修正(あれば)
- 書類関連(契約書や請求書など)
- 入金の確認
- 会計処理
- クライアントとのやりとり
と、ざっくりですが業務内容としては
執筆以外にも多々あります。
雑誌などで執筆する場合
これは、取り掛かる前に
すでに企画が練られている場合がほとんどです。
- 流行している○○について特集したい!
- ○○ジャンルの雑誌内で記事を書いてほしい。
など…
こうなると、記事の方向性や必要な情報、
取材や現地のイベント情報を調べたりという
業務が発生することも。
中には、方向性が決まっていたり、
取材が済んでいる場合もあるので
依頼内容によるところも大きいですね。
- リサーチ
- 取材(ある場合は場所の手配なども)
- 執筆、納品
- 修正(あれば)
- 書類関連(契約書や請求書など)
- 入金の確認
- 会計処理
- クライアントとのやりとり
Web制作に関わって執筆する場合
クライアントのHPに載せる文章や、
ブログ記事、メルマガ、etc…などの
Web制作に関わって執筆する場合。
Webライティングという言葉を
聞いたことがある方もいると思います。
こちらもリサーチが必要で、
- 「何を伝えたいのか」
- 「どう思ってもらいたいのか」
- 「どんな目的で執筆するのか」
を明確にしてから執筆に入っていきます。
- HP自体の検索順位を上げたい場合。
- SEOライティングの知識や、検索で求められる内容に応えられる
- コンテンツやブログ記事の執筆が求められる。
一つ気をつけてほしいのが、
デザインや構築、画像制作などは
それぞれ担当者がいる場合もありますが、
丸ごと任せたいという依頼もあります。
全て自分で完結できる場合は良いですが、
そうでない場合はデザイナーさんなどと
協業することで失注リスクが下がり、
双方にメリットがあるのでおススメ◎
- リサーチ
- 目的の確認、共有
- 執筆、納品
- 修正(あれば)
- 改善(契約による)
- 書類関連(契約書や請求書など)
- 入金の確認
- 支払い(協業パートナーがいる場合)
- 会計処理
- クライアントとのやりとり
- 進捗管理(協業パートナーがいる場合)
ライターの仕事はどうやったらなれるの?
ライターの仕事は、必須資格がないので
学べばライターになれます。
ライティングスキルは
独学でもある程度学べますが、
しっかり仕事として
やっていくことを考えると、
その他の知識やスキルは必須です。
インタビューや取材が絡んでくると、
質問の仕方によっては執筆に
必要な情報は引き出せませんし、
広告では、
マーケティングや心理学の知識が
乏しいと思ったような成果が
出にくくなってしまいます。
確かに、幅広い知識やスキルを
身につけていくのは大変ですよね。
ただ、その知識やスキルを
活かせるようになると、
できる仕事も増えていくので
少しずつ学んでいきましょう。
フリーランスで始めるならクラウドソーシングで受注する
フリーランスでスタートするとき、
コネがあったり、すでに依頼がある
なんて場合なら良いのですが、
「人脈も仕事もまだ全然ない。。。」
という方も多いと思います。
まずは実績づくりからと考えると、
クラウドソーシングで案件に応募する。
というやり方がおすすめです。
「納品までの流れ」や、
「一つの案件にかかる時間」が
把握できるので、
最初のうちは応募してみて
まずは実践してみましょう。
ただ、低単価な案件も多いので
クラウドソーシング一択ではなく、
並行して営業もしつつ、
良い案件があったら応募する。
と窓口の一つとして考えると◎
SNSで活動する(仕事の募集などしている人がいる)
SNSで、「ライター募集」
と検索してみてください。
結構ヒットします。
案件によって単価はピンキリですが、
窓口の拡大や人脈づくりに
役立ってくれることも。
案件に応募してみたり、
ライターだということを
知ってもらうためにも
どんどん発信していきましょう。
中には、SNSから直接
ご依頼いただくこともあるので、
発信する内容には注意が必要です。
ライター募集の求人に応募する
ライターさんの話を聞いていると、
知ってはいるけどやっていない。
という方が多いのが求人応募。
正社員としての募集が多いですが、
業務委託として交渉していくのも
一つの手です。
ただ、中には
ライターの募集ではあるものの、
他の業務が含まれる場合もあるので
内容はよく確認した方が◎
WEB制作会社に売り込む
Web制作会社などの場合は、
「社員がライティングをしている」
という場合が多いですが、
人材不足などから
ライターを外注先として
抱えていることも多々あります。
相手の営業を妨害する関係ではなく、
双方にメリットがある関係なので
積極的に売り込むのも◎
WEBメディアに売り込む
ジャンルを問わず、ライターは
まだまだ人手不足です。
あなたが普段見ているメディアも、
よく見てみると採用ページに
ライター募集があった!
なんてことも結構あります。
得意ジャンルなら募集に関わらず
積極的に売り込んでも◎
営業が苦手な方には
ハードルが高いかもしれませんが、
やってみて損はないですよ。
ライターで稼ぐには?
ライターとして
執筆で収入を得る場合は
数をこなすか単価を上げる。
この2つです。
もちろん、
環境(本業か副業か)で
割ける時間も変わってきますし、
人間、どんなに頑張っても
限界はあります。
その中で、どうやって
「目標の収入を達成するのか」
「どう活動していくのか」を
明確にするために、
時間と単価のバランス感覚は
身に付けておきましょう。
1記事あたり、1文字当たりの単価は?
まずは単価から。
記事単位なのか文字単位なのか。
文字単位の場合は、これもピンキリですが
0.1?3円くらい幅があります。
専門の知識が必要なジャンルは
比較的文字単価が高いですね。
(金融・保険・医療など)
あなたが好きなジャンル、
得意なジャンルの単価は
どのくらいなのか。
クラウドソーシングサイトや
求人、募集などを見ながら
平均単価を見てみましょう。
月に何本執筆する?
記事単価、文字単価の目安がわかったら、
後は月に何本受注するかですね。
副業の場合は特に、
執筆に割ける時間が限られるので、
受注本数や単価のバランスは
常に意識しておきましょう。
- 月5万円の収入を得たい場合
-
1000文字1記事2000円であれば、
5本納品して1万円。
月5万円の収入→月25本の納品
ということになりますね。
いかがですか?
一本の執筆に丸一日かかるなら、
25日は執筆しないといけません。
これが目標の収入が10万円だったら
単純に倍の本数が必要になります。
時間を限界まで割けば
なんとかいけるかもしれませんが。。。
そんな生活を続けると
心身共にすり減っていくので
私はおすすめしません。
専門性を身に付けたり
実績をつくり、早い段階で
単価を上げていくのが◎
ライターの働き方とは
ライターの働き方は主に
フリーランスと会社員の2つです。
※副業については先ほど少し
触れているので、今回は除外します
それぞれのメリットと
デメリットを比較してみましょう。
在宅でできるフリーランス
フリーランスの場合は
在宅でほぼ完結します。
打ち合わせなどで
対面でお話しすることもありますが、
執筆自体はほぼ自宅です。
通勤時間がないので
その分を仕事に割いたり
私用に回したりできるのはメリットですね。
ただ、収入面では自分の行動次第で
上下するので安定しにくいのと、
仕事とプライベートの境界線が
曖昧になりやすいので、
区切りをつけやすい環境や
条件を決めておくと良いかもしれません。
企業に勤める(出勤日数が少ない場合も)
会社員として働く場合は、
収入が上下することなく安定していること、
スキルを磨く下積みになるのが
メリットとなります。
ただ、収入を増やすという面では
実績を出したり、スキルを身に付けても
あまり収入に反映されない側面も。
副業で収入を増やす場合は
自分の時間が減ったり、
心身共に負担が増えるのは
デメリットと言えますね。
ライターに求められるスキルとは
私がこれまでライターとして
仕事をしてきた中で、
身に付けておいた方が
良いなと思うのは次の3つです。
文章力
「飛び抜けた文章力」というよりは、
必要最低限という意味です。
執筆以外にも
クライアントとのメールや、
提案、文書、書類なども
必要になってきます。
・よろしくお願い致します。
→よろしくお願いいたします。
あまり気にしてない。という方もいますし、
「致します」になる方も多いですが、
見ている方は見ています。
相手との距離感によっては、
ビジネスライクなやりとりから
変化していくこともありますが、
その場に応じて変えられると◎
理解力
ライターとして執筆していると、
経験したことのないジャンルでの
執筆も多々あります。
集めた情報をいかに理解できるかで
文章のクオリティに影響します。
特に広告の場合は
理解度によって成果に
大きく影響します。
ライターにとって
理解力は必須ですね。
マーケティング
ライターの仕事は
マーケティング施策の
1つとして活用されています。
特に広告原稿の執筆などは、
どんな目的のためにやっていて、
「この前後に何があるのか」を
考えてライティングできると◎
「ライティングできます」と
「マーケティング施策に
合わせたライティングができます。」
クライアントにとって
嬉しいのはどちらか。と
考えると一目瞭然ですよね。
マーケティングの知識やスキルは
ぜひ身に付けておきましょう。
まとめ
今回は、
- ライターの種類と業務内容
- ライターとしての稼ぎ方
- 働き方
- 身に付けておくべきスキル
についてのお話でした。
ライターといっても
種類が多くて混乱するかもしれませんが、
全てできるようになる必要はありません。
それぞれ向き不向きがあるので、
自分のスキルに合ったものでOKです。
じゃあ今回はこの辺にしておきますね。
ではでは!
コメント